養老と多度

大垣で昼食をとってからの後半戦!

【養老の滝】


 千年以上に渡って日本の法律(名目上)であった養老律令。その養老とは、この滝にちなんで改元された元号なのです。
 養老という名前は、親孝行な子供(源丞内)がこの滝を発見したという養老伝説にちなみます。
詳しくは↓

 ルートラボを見てもわかりますが、養老鉄道養老駅から養老の滝までは結構距離があります。しかもなかなか急勾配。おみやげや着替えで重くなったカバンを携えて登るのは骨が折れました。途中にロープウェーがありますが、そこまで登るのも結構大変(何故もっと下の方につくらなかったし)。まあ、ハナっから自分の足で登るつもりだったので使いませんでしたが。駅から滝まで徒歩50分ぐらいです。私が行ったときは運悪く山道が工事中で、迂回路を通らなくてはならなかったので余計疲れました。
 滝は日本の滝百選に選ばれることだけあって、水量が多く迫力がありました。霧雨のような細かな水飛沫が四方八方にほとばしっていて、とっても涼しかったです。無論、酒ではなかったです。


【菊水泉】

 名水百選の一つ。となりには菊理媛、菅原道真元正天皇聖武天皇を祀った養老神社があります。泉から直接飲むことは禁止されていますが、神社の参道の石段をくだったところにある水場で飲むことができます。この泉の水を飲んだら若返ったという伝承もあるそうなので、無理して多めに口に含んできました(現金)
 ついでに売店で名産品の養老サイダーを飲んできました。戦前は三ツ矢サイダーと人気を二分したサイダーだったんだとか。ここの名水が使われています。

左:養老サイダー 右:養老神社


【多度大社】

※都合により真っ暗。


より大きな地図で 多度大社 を表示

 上げ馬神事の多度祭で有名な多度大社。主祭神天津彦根命は、伊勢神宮に祀られている天照大神の第三子なので、かつては「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」といわれていたそうな。第三子ということはオシホミミ(ニニギの父)とアマノホヒ(出雲国造の祖)の弟です(実質五つ子だけど)
 本宮と別宮の二社構成で、本宮はアマノヒコネを祀り、別宮はその子・天目一箇命を祀っています。天目一個は、一説によると龍神であるとか、天候を操るとかなんとか。
 養老の滝で時間食い過ぎた上に、多度駅からのバスが空白時間で無かったので、徒歩で向かっていたら日が暮れてしまいました。神楽殿の写真はTwipicの方に上げましたが、本宮と別宮は少し奥まった谷の間にあるので特に暗かったです。でもその分、灯籠がいい雰囲気出してました。
 帰りはさすがにヘトヘトだったので、最終のコミュニティバスに乗って帰路につきました。


【感想】
 早起きの睡眠不足も相俟ってめちゃくちゃ疲れました。ちょっとハードスケジュールすぎたかな。
 大垣以西の電車は案外関西弁の人が多かったのが印象的でした。近畿と中部の境目をなぞるように南下したので割と混在した一日。
 当日は、きれいに晴れていたので真夏並みの暑さでした。熱射病にならないように水分取り過ぎて却って身重に。久々に本格的な筋肉痛に悩まされた・・・